【保存版】理系大学生が大学院に進学すべきメリットを徹底解説!

大学院進学のメリットに関する記事のアイキャッチ

理系大学生は、就職するか大学院に進学するか悩みますよね?

大学院に進学率が低い大学や周りの友達が大学院に進学しない場合は、とても不安ですよね。

私も学部時代は、大学院に進学するか非常に悩みました。

そこで、大学院に進学することを考えている人に向けて、大学院進学した私の体験をもとに大学院進学のメリットについてご紹介します。

この記事を書いた人
はやとん

<プロフィール>

✔2024年修士卒

学会発表2回、原著論文投稿2本

✔早期選考で国内大手企業複数内定

✔現在、国内大手企業で勤務中

研究実績により奨学金半額免除

目次

大学院進学のメリット

私が感じた大学院進学のメリットは、以下のとおりです。

  • みんなが憧れる大企業に就職し易い!
  • プレゼンや文章作成能力が付く!
  • 研究が楽しい
  • 学生の期間を延長できる!
  • 就職活動が楽!

みんなが憧れる大企業に就職しやすい

理系大学院生は、大手企業が求める人物像とマッチしやすいです。例えば、コツコツ作業ができる人、計画性のある人や専攻に関する技術や知見を持っている人などが挙げられます。このような企業が求める人物像は、学部の研究室配属されてからの修士論文が終わるときまでに身につけることができます。しかし、学部卒では、研究期間が短いため、身につけるまでに卒業してしまうことが多くあります。

学部生と大学院生の研究期間の違いは、学校や研究室によって異なりますが、私の学校では下記のとおりでした。

研究期間合計
学部生
(学部卒)
研究室配属から学部卒業まで約1.5年
大学院生
(修士卒)
研究室配属から修士卒業まで約5.5年
※大学院や研究室、専攻によって異なります。

特に、学部生の研究期間は、学部3年生の後期から卒業までと約1年半です。これに対して、大学院生(修士)の研究機関は、学部時代の約1年半と大学院時代の4年の計5年半です。このため、就職活動では、専攻に関する技術や知見が高いことが大きく影響されます。

そして、企業が求める理系修士卒の学生の人数が少ないため、人気な企業に行きやすいことがあります。

筆者の大学院は、決して学力が高い学校ではありません。ですが、同期は下記のような企業に就職をしています。(専攻が情報系なので、メーカーやIT系が多いです。)

はやとんの同期が就職した企業
  • 日立製作所
  • 富士通
  • ヤフー
  • LINE
  • 任天堂
  • NEC など
はやとん

同期や先輩の進路は、学校の就職課やオンラインシステムで見れると思うから調べてみよう。学部生と比べて大手に行っている人の割合が多いはず。

理系学生や大学院生は、逆求人サイトに登録するだけで、有名企業から一部選考免除などの特別なオファーが届くので、登録することをオススメします。

プレゼン能力や文章作成能力を身につけることができる

大学院の研究生活では、日々の研究生活であるゼミ(ゼミナールの略)や学会発表、論文執筆を行うため、プレゼン能力や文章作成能力をつけることができます。

はやとん

私の研究室では、週に1回、研究の進捗をゼミで発表していたよ。
研究成果に応じて、学会発表や論文投稿をしていました。

皆さんも御存知の通り、卒業論文は、研究分野や所属研究室によって大きくことなりますが、約30ページほどの文量です。嫌でも文章を書く機会になります。

私は、文章を書くのが嫌で200字くらいの作文でも悩み続けて3日間ぐらいかかっていましたが、研究活動を通じて文章を書くことに対する苦手意識はなくなりました。

今後機会があれば、下記の内容について記事にしてみようと思います。(書いたらリンクを貼る予定です)

  • 理系大学のゼミナールとは?ゼミの流れについて
  • 研究室配属について
  • 卒業研究とは?

研究が楽しい

研究分野が自分の興味関心に合えば、研究が楽しいものになります。学部1年生から研究室配属まで、授業で研究の基礎となる学問について学んだ上で、やりたい研究であれば、とことん突き詰めて研究すると思います。

はやとん

研究の楽しさってどこにあるの?研究室にずっと居て楽しそうには思えないんだけど?

研究の楽しさは、主に「研究」と「日常生活」の2つに分かれるよ。

研究室の楽しさは、研究と日常生活があります。研究では、提案手法を立案したり、実際に実験したり、結果をまとめたりします。これは、指導教員から指示されてやるのではなく、自分で考えた上で行います。もし、提案手法の立案で考えた仮説が実際の実験で良い結果が得られたときは、非常に達成感がありますし、楽しいと感じます。

日常生活では、研究室の同期や後輩、先輩と一緒に生活することになります。ひとつの研究室で20人~50人ほどの人数になりますが、狭い世界で生活するのは、楽しいです。毎日、友達と色々話しながら作業する感じですね。研究室の生活は、上司や先輩と一緒に会社で仕事することと比べると非常に気楽であることがわかります。

一方で、人によっては、思っていた研究分野と違うことをやっていたり、やりたいことと違うと思うことがあります。なので、研究室配属は大切です。

研究室の配属についての大切なことについては、今後記事しますので、書いたあとにリンクとして貼りますね。

学生の期間を延長できる

学部で卒業する場合と修士で卒業する場合では、基本的に2年間、学生の期間が長くなることになります。このため、大学院進学は、学生の期間が延長できる利点があります。「学生を延長したい!」という理由で進学する人は、私の同期や後輩でも多くいました。ただし、私は、遊びたいからという理由で延長したいのであれば、よく検討すべきと思います。後述する大学院進学のデメリットでも詳しく書きますが、研究室によっては、研究生活が非常に大変ですので、研究室の修士や博士の先輩からよく話を聞いてみるといいと思います。

実例として、自分の同期では、大学院生をしながらプロゲーマーとして活動する人や、大学院生をしながらインターン生として仕事する人などがいました。このようなことから、研究活動以外も充実している人が多くいることがわかります。

就職活動が非常にラク

大学院進学の利点のひとつに、就職活動(就活)が楽であることが挙げられます。これは、私の就活の体験でも非常に感じました。実体験として、下記のような優遇がありました。

  • 学部で就活した場合、人生2度目の就活
  • 面接で自分に研究について熱く語れる
  • ゼミや学会発表の経験から面接慣れができる。
  • 逆求人サイトを通じて、著名企業から求人が多くきたこと
  • 企業訪問や社員面談などを個別で積極的に設定してもらえたこと

このように、私が学部時代で就活したときに比べて優遇されていたことが多くありました。

特に大きく感じた点は、「人生2度目の就活」「自分の研究について熱く語れる」「面接慣れができる」があります。

人生2度目の就活」は、学部生で就活した場合に限りますが、修士の就活が人生2度目の就活となります。このため、学部生で経験した就活で生じた後悔や失敗を修士の就活で活かすことができます。なので、エントリーシート(ES)や面接などの対策がやりやすいです。私の体験としては、学部時代の就活で、「動き出しが遅かった」「面接でうまく話せない」「エントリーシートがうまくかけない」などの失敗を克服することができました。

面接で自分の研究について熱く語れる」は、修士の就活時点で研究の進捗が中盤となります。なので、面接において面接官から研究について聞かれた場合、難なく回答することができると思います。一方で、学部生の就活は、学部3年生時点では、研究室配属直後や直前であるため、自身の研究について深く知らないことや、まだ研究内容が決まっていないことが多いです。このため、就活時の学部生は、面接で研究につて聞かれたときに、ちゃんと答えることができない場合があります。修士の就活生は、面接における研究に関する質疑で、学部生と大きく差をつけることができます。

面接慣れができる」は、研究生活のゼミや学会発表の経験から人前で話すことに場馴れすることがメリットとなります。学部生は、就活時点において、講義を受けるような受け身であることが多いと思います。(※学校や講義の内容によって異なります)一方で、大学院の研究は、研究の進捗や成果をゼミや学会で発表するため、人前で話すことに抵抗がなくなります。このことから、修士の就活生は、面接においても堂々と面接官と話すことができます。

まとめ

大学院に進学することは、たくさんのメリットがあります。大学院進学のメリットは、どの大学院進学し、研究室に配属されたとしても、同じような恩恵が受けられると思います。私の考えとしては、大学院で研究を頑張った人ほど大きな恩恵を受けられると思います。これは、私の先輩や同期、後輩をみて感じました。ただし、大学院進学の理由が「研究」でなく、「就職活動」のつなぎであるのであれば、就活を疎かにせずにしてほしいと思います。(その上でちゃんと研究することが大切です)

大学院進学を検討している学部生は、大学院の入学試験(院試)までの間に、所属する研究室の修士や博士の先輩から話を聞くことや、就活をしてみるのがおすすめです。

大学院の先輩に話を聞いてみよう!

進学を検討している大学院生に話を聞いてみることが一番手っ取り早く、正確です。なぜなら、大学院生活は、研究室の生活であるため、大変さや忙しさが研究室ごとに異なります。このため、所属する研究室(進学予定の研究室)の先輩に直接聞くことで、研究生活の不安要素を解決することができます。もし、研究室配属する前であれば、実験補助(TA)の人に聞いてみるとか、研究室訪問などで情報を取得してみてみると良いと思います。

大学院入試の前に就活をしてみよう!

大学院進学の理由が就職活動であるならば、大学院入試の前に就活してみることもおすすめです。もし、大学院入試の前に行きたい企業から内定を貰えた場合、進学せずに就職することができます。人生の新卒カードを切る機会を増やすことができるます。就活にチャンレンジして、納得する企業から内定を貰えなかった場合は、大学院に進学することで再度就活することができるため、メリットしかないと思います。

以上が筆者が感じた大学院に進学するメリットです。進学を検討している学生の手助けとなれるように記事にまとめました。もし、筆者に対する質問があるときは、コメントで書いて貰えると嬉しいです。

また、大学院進学は、メリットだけでなくデメリットも多く存在します。大学院のデメリットは、下記の記事でまとめているので、あわせて読んでもらえると嬉しいです。

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